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無理しない働き方に
変えてよかったこと

2026.04.04

以前の私は、家事・育児・仕事を毎日ロボットのようにこなしていました。一つでもルーティンを崩すと何かが狂ってしまうとでもいうように、ひたすら回し続ける日々。気がつけば体が悲鳴を上げて、婦人科の病を患い、もっと続けたかったサロンでの修行のパートをあきらめざるを得なくなりました。しばらくは事務仕事でフルタイム勤務をしながら、「こんな自分じゃなかった」という気持ちを抱えて過ごしていました。

手術をして、悪い部分がなくなって、体が元気を取り戻してきたとき、ふとこんな気持ちが浮かんできました。「人生の折り返しが近いのに、このままの日常で終わるわけにはいかない」。漠然とした危機感でしたが、その感覚がずっと心の中に居座るようになって、ずっと好きだったアロマテラピーをもう一度、今度は自宅サロンを起業するという形で向き合おうと決めました。独立してからも最初のうちは、知らず知らず昔の癖が出ていました。ある施術中、お客様に「深く息を吐いてください」とお伝えしながら、ふと自分の呼吸に意識を向けてみたら、ひどく浅くなっていました。深呼吸を促す側の私が、まったく呼吸できていない。また同じことをしていると気づいたとき、今度こそ変わらなければと思いました。

起業したての頃、予約はそんなに多くありませんでした。空き時間に簿記の勉強を始めて、経理代行や事務アシスタントのパートにも行くようになりました。最初は「こんなことしていていいのかな」と思っていたけれど、外に出て若くて活気のある人たちと話せる時間が、いつの間にか私にとって一種の栄養素になっていました。サロンだけに閉じこもらず、外の空気を吸うことで、また施術に向かう気持ちが整っていく。そういう循環が、自分には合っていると感じるようになりました。

驚いたのは、無理をやめたら仕事がむしろうまく回り始めたことです。焦りがなくなると、お客様の体の緊張や、今日一番ほぐしてほしいところに、もっと丁寧に気づけるようになりました。丁寧に向き合えば向き合うほど、「また来たい」と言っていただけることが増えて、いい循環が生まれた気がしています。

「頑張らない」のではなく、「無理をしない」こと。その違いが、じわじわとわかってきた今日この頃です。自分の体を大切にすることと、お客様を大切にすることは、本当はつながっている。それを実感できるようになったことが、働き方を変えて一番よかったことかもしれません。

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